2020 devotion

内面のきよめ

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ルカ11:41
とにかく、うちのものを施しに用いなさい。そうすれば、いっさいが、あなたがたにとってきよいものとなります。

 

1.ルカ11:37〜41より

イエスが話し終えられると、ひとりのパリサイ人が、食事をいっしょにしてください、とお願いした。そこでイエスは家にはいって、食卓に着かれた。
そのパリサイ人は、イエスが食事の前に、まずきよめの洗いをなさらないのを見て、驚いた。
すると、主は言われた。「なるほど、あなたがたパリサイ人は、杯や大皿の外側はきよめるが、その内側は、強奪と邪悪とでいっぱいです。
愚かな人たち。外側を造られた方は、内側も造られたのではありませんか。
とにかく、うちのものを施しに用いなさい。そうすれば、いっさいが、あなたがたにとってきよいものとなります。
 

A)きよめの洗い(baptizo)
衛生とは関係なく、儀式的なきよさを守るために設けられた規則。
正直なユダヤ人は、罪深い世界と接触したために付着した汚れを取り除くために、手に水を注いだ。
 

 

B)外側をきよめる(katharizo)が、内側は汚れている食器の汚れを洗い取ることをとおして、きよめることを教えられた。
 

 

)「施し」が汚れを取り除く
「施し」=思いやり(ギリシャ語)
思いやりとは、隣人への愛とあわれみ。
「うちのものを用いる」とは、心を生かすことであり、それは、愛を注ぐことである。
 

 

2.施しによるきよめの例

A)女性の弟子タビタ
使徒9:36〜40
ヨッパにタビタ(ギリシヤ語に訳せば、ドルカス)という女の弟子がいた。この女は、多くの良いわざと施しをしていた。
ところが、そのころ彼女は病気になって死に、人々はその遺体を洗って、屋上の間に置いた。
ルダはヨッパに近かったので、弟子たちは、ペテロがそこにいると聞いて、人をふたり彼のところへ送って、「すぐに来てください。」と頼んだ。
そこでペテロは立って、いっしょに出かけた。ペテロが到着すると、彼らは屋上の間に案内した。やもめたちはみな泣きながら、彼のそばに来て、ドルカスがいっしょにいたころ作ってくれた下着や上着の数々を見せるのであった。
ペテロはみなの者を外に出し、ひざまずいて祈った。そしてその遺体のほうを向いて、「タビタ。起きなさい。」と言った。すると彼女は目をあけ、ペテロを見て起き上がった。
 

 

B)百人隊長コルネリオ
使徒10:2〜3
彼は敬虔な人で、全家族とともに神を恐れかしこみ、ユダヤの人々に多くの施しをなし、いつも神に祈りをしていたが、
ある日の午後三時ごろ、幻の中で、はっきりと神の御使いを見た。御使いは彼のところに来て、「コルネリオ。」と呼んだ。
 

 

【デボーションポイント

キリストの福音を「汎愛博施」(はんあいはくし)することによって、うちがわをきよくしていきましょう。
 

「汎愛博施」(はんあいはくし)の意味
たくさんの人たちを公平に愛して、広く恩恵を行き渡らせること。

 

【俳句】
    小柄でも  梅咲く姿  美の施し

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