正しく忍耐を働かすことによって自我が砕かれ、へりくだりを身に付けることができる。
詩篇119:147
私は夜明け前に起きて叫び求めます。私はあなたのことばを待ち望んでいます。
1.カナン人の女の切願(マタイ15:22〜28)
15:22
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すると、その地方のカナン人の女が出て来て、叫び声をあげて言った。「主よ。ダビデの子よ。私をあわれんでください。娘が、ひどく悪霊に取りつかれているのです。」
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15:23
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しかし、イエスは彼女に一言もお答えにならなかった。そこで、弟子たちはみもとに来て、「あの女を帰してやってください。叫びながらあとについて来るのです。」と言ってイエスに願った。 |
15:24 |
しかし、イエスは答えて、「わたしは、イスラエルの家の滅びた羊以外のところには遣わされていません。」と言われた。 |
15:25
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しかし、その女は来て、イエスの前にひれ伏して、「主よ。私をお助けください。」と言った。 |
15:26
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すると、イエスは答えて、「子どもたちのパンを取り上げて、小犬に投げてやるのはよくないことです。」と言われた。 |
15:27
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しかし、女は言った。「主よ。そのとおりです。ただ、小犬でも主人の食卓から落ちるパンくずはいただきます。」
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15:28
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そのとき、イエスは彼女に答えて言われた。「ああ、あなたの信仰はりっぱです。その願いどおりになるように。」すると、彼女の娘はその時から直った。
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A)現状での忍耐
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ひどく悪霊に取りつかれている娘と生活をしている苦しみに耐える。
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B)無視されたことに対する忍耐
C)該当者でないことへの忍耐
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間違っている立場にあることへの苦しみに耐える。
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D)差別と侮辱への忍耐
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イスラエル人を子どもとし、カナン人を小犬とするイスラエル社会の差別や侮辱の苦しみに耐える。
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E)「粉骨砕身」(ふんこつさいしん)の忍耐
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「粉骨砕身」とは、力の限りを尽くして努力したり、働いたりすること。
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2.自我が砕かれる目的
第1テサロニケ4:3a、7
神のみこころは、あなたがたが聖くなることです。
神が私たちを召されたのは、汚れを行なわせるためではなく、聖潔を得させるためです。
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ここまで自我が砕かれるための忍耐ができたのは、母親の娘への愛である。
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ここまで彼女が試されたのは、イエス様(神)が母と娘を愛されていたからである。
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【デボーションポイント】
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人の思いは、求めたことがかなえられること。
神のみこころは、私たちが聖くなること。
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