2015 devotion

愛はあわれみ深い

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出エジプト34:6〜7
主は彼の前を通り過ぎるとき、宣言された。「主、主は、あわれみ深く、情け深い神、怒るのにおそく、恵みとまことに富み、恵みを千代も保ち、咎とそむきと罪を赦す者、罰すべき者は必ず罰して報いる者。父の咎は子に、子の子に、三代に、四代に。」

1.神のあわれみ深さ

(1)ヘブル語の「あわれみ深い」

英語で(compassionate) 日本語で(思いやりのある、特別配慮の)
 
神のあわれみ深さとは、特別な配慮を例外的に行う可能性をいつも持っておられるという意味。

(2)イスラエルに対する例外的な特別配慮

出エジプト32:9〜14
主はまた、モーセに仰せられた。「わたしはこの民を見た。これは、実にうなじのこわい民だ。今はただ、わたしのするままにせよ。わたしの怒りが彼らに向かって燃え上がって、わたしが彼らを絶ち滅ぼすためだ。しかし、わたしはあなたを大いなる国民としよう。」
しかしモーセは、彼の神、主に嘆願して言った。「主よ。あなたが偉大な力と力強い御手をもって、エジプトの地から連れ出されたご自分の民に向かって、どうして、あなたは御怒りを燃やされるのですか。また、どうしてエジプト人が『神は彼らを山地で殺し、地の面から絶ち滅ぼすために、悪意をもって彼らを連れ出したのだ。』と言うようにされるのですか。どうか、あなたの燃える怒りをおさめ、あなたの民へのわざわいを思い直してください。
あなたのしもべアブラハム、イサク、イスラエルを覚えてください。あなたはご自身にかけて彼らに誓い、そうして、彼らに、『わたしはあなたがたの子孫を空の星のようにふやし、わたしが約束したこの地をすべて、あなたがたの子孫に与え、彼らは永久にこれを相続地とするようになる。』と仰せられたのです。」
すると、主はその民に下すと仰せられたわざわいを思い直された。

(3)特別な配慮の動機

申命記7:7〜8
主があなたがたを恋い慕って、あなたがたを選ばれたのは、あなたがたがどの民よりも数が多かったからではない。事実、あなたがたは、すべての国々の民のうちで最も数が少なかった。
しかし、主があなたがたを愛されたから、また、あなたがたの先祖たちに誓われた誓いを守られたから、主は、力強い御手をもってあなたがたを連れ出し、奴隷の家から、エジプトの王パロの手からあなたを贖い出された。

2.愛による『霖雨蒼生』

エペソ2 :3〜6
私たちもみな、かつては不従順の子らの中にあって、自分の肉の欲の中に生き、肉と心の望むままを行ない、ほかの人たちと同じように、生まれながら御怒りを受けるべき子らでした。
しかし、あわれみ豊かな神は、私たちを愛してくださったその大きな愛のゆえに、罪過の中に死んでいたこの私たちをキリストとともに生かし、――あなたがたが救われたのは、ただ恵みによるのです。――
キリスト・イエスにおいて、ともによみがえらせ、ともに天の所にすわらせてくださいました。

★『霖雨蒼生』(りんうそうせい)の意味

苦しんでいる人々に、救いの手を差し伸べること。また、民衆の苦しみを救う慈悲深い人のこと。

【内容観察】

私たちもみな、神の愛を信じる以前は自己中心で、肉の欲を満たすことに熱心な、生まれながら神のさばきを受けるべき者でした。
しかし、大きな愛をもって私たちを愛してくださり深くあわれんでくださった神は、的外れの人生を生きていた私たちを神の愛と一つにし、死よりも強い愛によって、霊においてはすでにキリストと同じ王座に着かせてくださったのです。
これは、私たちの状態にかかわらず、神のあわれみ深さによるのです。

【デボーション参考ポイント】

★イスラエルの受けた特別配慮をとおして、私たちも深いあわれみを
 受けていることを思い見ましょう。

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