2014 devotion
愛は恵みを生む

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詩篇103:8
主は、あわれみ深く、情け深い。怒るのにおそく、恵み豊かである。

1.主題聖句より

詩篇103:8
主は、あわれみ深く、情け深い。怒るのにおそく、恵み豊かである。

【内容観察】

創造主は、愛である方なので、深い思いやりをもって見つめ、すべての成り行きを知って優しく対処される。それゆえに、多くの寛大な処置という恵みを施される方なので、さばきのときを遅くされる。

【デボーション参考ポイント】

★(創世記19:12−22)より、神のロトへの対処をとおして、神の
 「恵み」について考えてみましょう。

創世記19:12−22
ふたりはロトに言った。「ほかにあなたの身内の者がここにいますか。あなたの婿やあなたの息子、娘、あるいはこの町にいるあなたの身内の者をみな、この場所から連れ出しなさい。
わたしたちはこの場所を滅ぼそうとしているからです。彼らに対する叫びが主の前で大きくなったので、主はこの町を滅ぼすために、わたしたちを遣わされたのです。」
そこでロトは出て行き、娘たちをめとった婿たちに告げて言った。「立ってこの場所から出て行きなさい。主がこの町を滅ぼそうとしておられるから。」しかし、彼の婿たちには、それは冗談のように思われた。
夜が明けるころ、御使いたちはロトを促して言った。「さあ立って、あなたの妻と、ここにいるふたりの娘たちを連れて行きなさい。さもないと、あなたはこの町の咎のために滅ぼし尽くされてしまおう。」
しかし彼はためらっていた。すると、その人たちは彼の手と彼の妻の手と、ふたりの娘の手をつかんだ。――主の彼に対するあわれみによる。そして彼らを連れ出し、町の外に置いた。
彼らを外のほうに連れ出したとき、そのひとりは言った。「いのちがけで逃げなさい。うしろを振り返ってはいけない。この低地のどこででも立ち止まってはならない。山に逃げなさい。さもないと滅ぼされてしまう。」
ロトは彼らに言った。「主よ。どうか、そんなことになりませんように。ご覧ください。このしもべはあなたの心にかない、あなたは私のいのちを救って大きな恵みを与えてくださいました。しかし、私は、山に逃げることができません。わざわいが追いついて、たぶん私は死ぬでしょう。ご覧ください。あそこの町は、のがれるのに近いのです。しかもあんなに小さいのです。どうか、あそこに逃げさせてください。あんなに小さいではありませんか。私のいのちを生かしてください。」
その人は彼に言った。「よろしい。わたしはこのことでも、あなたの願いを入れ、あなたの言うその町を滅ぼすまい。急いでそこへのがれなさい。あなたがあそこに入るまでは、わたしは何もできないから。」それゆえ、その町の名はツォアルと呼ばれた。

2.『情状酌量』の恵み

詩篇103:14
主は、私たちの成り立ちを知り、私たちがちりにすぎないことを心に留めておられる。

◎『情状酌量』(じょうじょうしゃくりょう)の意味

事情を汲み取って、同情のある扱いをすること。
裁判官などが諸事情を考慮して、刑罰を軽くすること。

【内容観察】

愛の神であられる創造主は、御自身が造られた人の成り立ちをよくご存知なので、人はちりにすぎないことに深い思いやりを向けられ、つねに寛容をもって対処することを心得ておられる。

【デボーション参考ポイント】

★どのようなことを悟るように、神は願っておられるでしょう。

 

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