2011 devotion

御父を愛する愛

 

go home    go to top

  

第1ヨハネ2:15
世をも、世にあるものをも、愛してはなりません。もしだれでも世を愛しているなら、その人のうちに御父を愛する愛はありません。

 
1.なぜ、世と世にあるものを愛してはいけないのか?

A)つまずきを与えるものだから
マタイ18:7
つまずきを与えるこの世は忌まわしいものです。つまずきが起こることは避けられないが、つまずきをもたらす者は忌まわしいものです。

B)過ぎ去るものだから
第1コリント7:31
世の富を用いる者は用いすぎないようにしなさい。この世の有様は過ぎ去るからです。

C)きよめられる環境だから
箴言17:3
銀にはるつぼ、金には炉、人の心をためすのは主。

主は、この世の人生で、人の心をきよめられる。だから、環境は、愛の対象とはならない。

【敬聴】
『愛が成立する』ための条件について考えてみましょう。欲望に動かされるのは、『愛』ではありません。

 
2.御父を愛する愛とは?

ヘブル12:7〜11
訓練と思って耐え忍びなさい。神はあなたがたを子として扱っておられるのです。父が懲らしめることをしない子がいるでしょうか。もしあなたがたが、だれでも受ける懲らしめを受けていないとすれば、私生子であって、ほんとうの子ではないのです。さらにまた、私たちには肉の父がいて、私たちを懲らしめたのですが、しかも私たちは彼らを敬ったのであれば、なおさらのこと、私たちはすべての霊の父に服従して生きるべきではないでしょうか。なぜなら、肉の父親は、短い期間、自分が良いと思うままに私たちを懲らしめるのですが、霊の父は、私たちの益のため、私たちをご自分の聖さにあずからせようとして、懲らしめるのです。すべての懲らしめは、そのときは喜ばしいものではなく、かえって悲しく思われるものですが、後になると、これによって訓練された人々に平安な義の実を結ばせます。し、その滅びの穴から彼らを助け出された。

【敬聴】
神としてではなく、父として神を愛することについて、何を学ぶことができますか?

 

3.『菽水之歓』(しゅくすいのかん)を尽くす

マルコ12:32〜33
そこで、この律法学者は、イエスに言った。「先生。そのとおりです。『主は唯一であって、そのほかに、主はない。』と言われたのは、まさにそのとおりです。また『心を尽くし、知恵を尽くし、力を尽くして主を愛し、また隣人をあなた自身のように愛する。』ことは、どんな全焼のいけにえや供え物よりも、ずっとすぐれています。」

★『菽水之歓』の意味
貧しい暮らしをしながらも、なお親に孝行を尽くして喜ばせること。
『菽水』は豆と水のこと。貧しい生活の象徴。水や豆などの粗末な食事をすすってでも、なお、孝行を尽くして親を喜ばせるという意味。

【敬聴】
全焼のいけにえや供え物よりも、ずっとすぐれているものについて、『菽水之歓』という観点から何を学ぶことができますか?

 

 

next