第2ペテロ1:4〜10
その栄光と徳によって、尊い、すばらしい約束が私たちに与えられました。それは、あなたがたが、その約束のゆえに、世にある欲のもたらす滅びを免れ、神のご性質にあずかる者となるためです。こういうわけですから、あなたがたは、あらゆる努力をして、信仰には徳を、徳には知識を、知識には自制を、自制には忍耐を、忍耐には敬虔を、敬虔には兄弟愛を、兄弟愛には愛を加えなさい。
これらがあなたがたに備わり、ますます豊かになるなら、あなたがたは、私たちの主イエス・キリストを知る点で、役に立たない者とか、実を結ばない者になることはありません。これらを備えていない者は、近視眼であり、盲目であって、自分の以前の罪がきよめられたことを忘れてしまったのです。ですから、兄弟たちよ。ますます熱心に、あなたがたの召されたことと選ばれたこととを確かなものとしなさい。これらのことを行なっていれば、つまずくことなど決してありません。
【今週のポイント】
つまずくことのない健全さを保つ。
1.内容観察
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『栄光』⇒輝かしいほまれ、威信、栄華、輝き
『徳』⇒立派な振る舞い、徳のある業、称賛される美しさ、優秀さ。
『加える』⇒承諾する、与える、授ける、加える、備える、支える。
『つまずき』⇒堕落する、罪を犯す、惨めな状態になる、誘惑にまける。
【参考】
つまずくことなく神のご性質にあずかる者となるために、あらゆる努力をして信仰に必要なものを加えなさい。 |
2.質 問
1) |
神様の栄光と徳による、尊くすばらしい約束とは何でしょうか。 |
2) |
「滅びを免れ、神のご性質にあずかる」ことを説明してください。 |
3) |
「キリストを知る点で、役に立たない者、実を結ばない者」とは、どのような人のことですか。 |
4) |
どう言う意味での「近視眼」「盲目」なのかを説明してください。 |
5) |
召されたことと選ばれたこととを確かなものとするために、何をすれば良いのでしょう。 |
3.敬聴と適用
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【例】
「自分の以前の罪がきよめられたことを忘れてしまった」
そのことは、非常に神様を悲しませることである。「きよめられた」という大きな愛を、軽んじる恩知らずな無礼者だ。
神様の愛に何も恩返しをする事ができないが、せめてご恩を忘れず、謙遜で敬虔な毎日をこころがけたい。
つまり、信仰に徳を、特に知識を、知識に自制を、自制に忍耐を、忍耐に敬虔を、敬虔に兄弟愛を、兄弟愛に愛を加えるよう努力したい。 |