2010  devotion

道傍苦李 どうぼうくり

人から見捨てられ、見向きもされない物事のたとえ。

 

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マタイ5:3
心の貧しい者は幸いです。天の御国はその人のものだからです。

【今週のポイント】

聖書が教える『幸い』とは、どのようなものか。

 

1.『幸い』の意味

マタイ11:6
だれでも、わたしにつまずかない者は幸いです。

【広辞苑】運が良く、恵まれた状態にある事。しあわせ。幸福。幸運。

Blessed(英語)
 bless=「血できよめる」から「神を崇拝し加護を祈る」へ。
 bless-ed=神聖な、きよめられた。幸せな、神の恵みを受けた。

makarios(ギリシャ語)幸いな、幸福な、恵まれた、祝福されている
 至福のこと。神の恵みの結果としてのしあわせを意味する。

【考えてみましょう】
主イエス・キリストにつまずかない人は、どうして『幸い』なのでしょうか?

2.「心の貧しい者」

ルカ16:20
ところが、その門前にラザロという全身おできの貧乏人が寝ていて、

『心』=ギリシャ語では、「霊」という言葉が使われている。
『貧しい』=極貧、施しを乞う、身分が低い、苦しむ悩む、無力。
宗教的な表現の意味として「へりくだっている」

【考えてみましょう】
霊が苦しみ悩む、無力で心砕かれた者とは、どういう人のことでしょう。
参考)ローマ7:21-24
そういうわけで、私は、善をしたいと願っているのですが、その私に悪が宿っているという原理を見いだすのです。すなわち、私は、内なる人としては、神の律法を喜んでいるのに、私のからだの中には異なった律法があって、それが私の心の律法に対して戦いをいどみ、私を、からだの中にある罪の律法のとりこにしているのを見いだすのです。私は、ほんとうにみじめな人間です。だれがこの死の、からだから、私を救い出してくれるのでしょうか。

3.道傍苦李である心の貧しい者

第1コリント1:27〜28
しかし、神は、知恵ある者をはずかしめるために、この世の愚かな者を選び、強い者をはずかしめるために、この世の弱い者を選ばれたのです。また、この世の取るに足りない者や見下されている者を、神は選ばれました。すなわち、有るものをない者のようにするため、無に等しい者を選ばれたのです。

この世の愚かな者、弱い者、この世の取るに足りない者や見下されている者とは、唯一の神の存在を信じ、競争社会に参加しないで、きよく正しい生活を大切にする人たちのことです。

【考えてみましょう】
あなたはこの世において、心の貧しい道傍苦李な自分を「幸いな者」と自己受容できていますか。

4.心の貧しい者の幸い

ヨハネ6:32
イエスは彼らに言われた、「まことに、まことに、あなたがたに告げます。モーセはあなたがたに天からのパンを与えたのではありません。しかし、わたしの父は、あなたがたに天からのまことのパンをお与えになります。

【考えてみましょう】
私たちの霊の貧しさに、まことのパンである神のことばをもって満たしてくださる神様に心から感謝しましょう。

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