2009  devotion

歓天喜地 かんてんきち

天を仰いで歓声を上げ、地に伏して喜ぶの意から、
この上もなく大喜びすること。

 

go home    go to top

第1歴代16:1〜3
こうして、彼らは、神の箱を運び込み、ダビデがそのために張った天幕の真中に安置した。それから、彼らは神の前に、全焼のいけにえと和解のいけにえをささげた。ダビデは、全焼のいけにえと和解のいけにえをささげ終えてから、主の名によって民を祝福した。そしてイスラエルのひとりひとりみなに、男にも女にも、それぞれ、丸型のパン、なつめやしの菓子、干しぶどうの菓子を分け与えた。

1.神様を迎え入れる喜び

ダビデ王は、自分の町に神の臨在の象徴である神の箱を「歓天喜地」をもって迎え入れました。それは、私たちが救い主イエス様によって神様を信じ受け入れる喜びと同じものです。
ダビデの喜びは、神様を賛美する行動となりました。私たちも同じように神様を賛美しましょう。

まず、「神様を迎え入れる喜び」とは、どのような喜びかを考えてみましょう。

A) 神様との和解成立による喜び(ローマ5:11)
そればかりでなく、私たちのために今や和解を成り立たせてくださった私たちの主イエス・キリストによって、私たちは神を大いに喜んでいるのです。

主権者と和解することは、この上もない歓天喜地である。

B) イエス・キリストによる福音の約束を信じる喜び(エペソ3:6)
その奥義とは、福音により、キリスト・イエスにあって、異邦人もまた共同の相続者となり、ともに一つのからだに連なり、ともに約束にあずかる者となるということです。

奥義を知らされ、それにあずかる者となる約束は歓天喜地である。

C) 神様が味方になってくださる喜び(ローマ8:31)
では、これらのことからどう言えるでしょう。神が私たちの味方であるなら、だれが私たちに敵対できるでしょう。

創造主である神様が私たちの味方になってくださる歓天喜地は、ほかにはない。

2.溢れる喜びによる賛美の行動

A)【いけにえをささげた】

全焼のいけにえ→付き従う信頼の証し。献身。
和解のいけにえ→平和の交わりの証し。契約。

まず、神様に対する姿勢を表明することが大切である。
献身と和解のいけにえをささげることが賛美である。

B)【民を祝福した】

王が民を祝福→健全な秩序関係が生まれる
祝福された者同士→祝福を受けた者たちの交わりが生まれる

神様に愛され祝福されていることを知ったなら、まわりの人々に喜びを伝えるようになる。その伝え方が「祝福する」ことである。
人を祝福するあなたは、神様への賛美そのものである。

C)【分け与える】

パン→食物の代表。物質的なものを分け合う
なつめやし→「蜜」とも呼ばれる。心を分かち合う。
干しブドウ→保存食。御霊の九つの実を分かち合う。

共感し共有する関係が、神様を迎え入れる喜びによって生まれる。
このようなコミュニティー(共同体)が神の国である。
これこそ、偉大な神様への賛美である。

3.喜びを表現する

今週から、喜びや感謝を表現することを始めましょう。

神様との個人的な交わりの時であるデボーションにおいて、神様に喜びと感謝を表現してみましょう。

デボーションによって湧き上がった喜びをもって人を祝福しましょう。つまり、その人をほめることです。

何かの助けが必要な人に、自分の力でできる範囲において助けの手を差し伸べてみましょう。

 

next