2009  devotion

尽忠報国 じんちゅうほうこく

君主に対してまごごろを尽くし、国家のために報いる事。

 

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詩篇23:6
まことに、私のいのちの日の限り、いつくしみと恵みとが、私を追って来るでしょう。私は、いつまでも、主の家に住まいましょう。

1.『尽忠報国』→成熟した羊のこころ

ヨハネ10:4
彼は、自分の羊をみな引き出すと、その先頭に立って行きます。すると羊は、彼の声を知っているので、彼について行きます。

君主=羊飼いである主・イエス・キリスト
国家=羊の群れ、神の家族、救い主を信じる人々の集まり。

彼の声を知っている=羊飼いの気持ちや考えをよく理解している。
ついて行く=信頼している。忠実である。

羊飼いを深く知っている羊は、羊飼いのみこころを知っているので、先頭に立って進んで行く。
それが成熟した羊である。つまり、羊飼いに対してまごごろを尽くし、群れのために報いる羊のことである。

【考えてみましょう】
人格においての大人と子どもの違いは、どのような点でしょうか。
(成熟した人格とは?)

2.「いつくしみと恵みとが追って来る」

第1ペテロ5:7
あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。

いつくしみと恵み=羊飼いの羊に対する深い愛の現れ、行動。
追って来る=心が向けられている。心にかけてくださる。心配。

未熟で若い羊を心配するだけではない。自分のこと以上に、群れ全体のことを考える忠実な成熟した羊にも羊飼いは、心にかけておられる。
忠実な心が羊飼いに伝わっていることを実感している表現である。

【考えてみましょう】
忠実なベテランの社員への心配事と、右も左も分からない新入社員への心配事との内容の違いを考えてみましょう。

3.「主の家に住まいましょう」

主の家=よい羊飼いが中心となっている群れ。教会。
住まう=安心できる自分の居場所。
〜しましょう=自発による意思決定。
神の家族のために尽くすことを喜んでいる。

1)羊飼いへの忠実(ローマ14:7〜8)
私たちの中でだれひとりとして、自分のために生きている者はなく、また自分のために死ぬ者もありません。もし生きるなら、主のために生き、もし死ぬなら、主のために死ぬのです。ですから、生きるにしても、死ぬにしても、私たちは主のものです。

2)神の家であるキリストのからだへの忠実(第1コリント12:26〜27)
もし一つの部分が苦しめば、すべての部分がともに苦しみ、もし一つの部分が尊ばれれば、すべての部分がともに喜ぶのです。あなたがたはキリストのからだであって、ひとりひとりは各器官なのです。

【考えてみましょう】
忠実さはどのようにして内側に湧き上がってくるのでしょうか。

4.「いのちの日の限り、いつまでも」

ガラテヤ2:20
私はキリストとともに十字架につけられました。もはや私が生きているのではなく、キリストが私のうちに生きておられるのです。いま私が、この世に生きているのは、私を愛し私のためにご自身をお捨てになった神の御子を信じる信仰によっているのです。

いのちの日の限り=この地上を去る時まで。
いつまでも=新しい天と地においても。
これらの言葉は、まごころから忠誠を尽くしていこうという堅い決意が込められている。

成熟して来た主の羊は、次のような志が生まれて来る。

『私のような罪人のために、最大の代価を支払われた羊飼いであられ御国の君主であられる方に、尽忠報国の志を持ってついて行こう。』

このような心から、詩篇23篇を味わいながら読んでみましょう。

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