箴言8:12
知恵であるわたしは分別を住みかとする。そこには知識と思慮とがある。
4月14日(月)〜4月19日(土)
下記のポイントから自由にデボーションしてください。
1.『分別』という意味
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ヘブル語= |
分別、熟慮、巧妙、狡猾さ、ずる賢さ、用心深さ、抜け目なさ、英知、賢明(最新の注意を払って取り扱う) |
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『知恵は分別を住みかとする』=熟慮するところに知恵を見い出す。 |
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2.分別を働かせる
A.ヨシュア記9:3〜9
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しかし、ギブオンの住民たちは、ヨシュアがエリコとアイに対して行なったことを聞いて、彼らもまた計略をめぐらし、変装を企てた。彼らは古びた袋と古びて破れたのに継ぎを当てたぶどう酒の皮袋とを、ろばに負わせ、繕った古いはきものを足にはき、古びた着物を身に着けた。彼らの食料のパンは、みなかわいて、ぼろぼろになっていた。こうして、彼らはギルガルの陣営のヨシュアのところに来て、彼とイスラエルの人々に言った。「私たちは遠い国からまいりました。ですから、今、私たちと盟約を結んでください。」イスラエルの人々は、そのヒビ人たちに言った。「たぶんあなたがたは私たちの中に住んでいるのだろう。どうして私たちがあなたがたと盟約を結ぶことができようか。」 |
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ギブオンの住民は計略(分別)をめぐらして救われました。
彼らは、神を畏れてこのことをしたのでした。窮地にあるとき、あきらめずに神を敬い分別を働かせるなら、知恵を見い出すことを、9章全体を読んで黙想しましょう。 |
B.ルカ16:1〜9
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イエスは、弟子たちにも、こういう話をされた。「ある金持ちにひとりの管理人がいた。この管理人が主人の財産を乱費している、という訴えが出された。
主人は、彼を呼んで言った。『おまえについてこんなことを聞いたが、何ということをしてくれたのだ。もう管理を任せておくことはできないから、会計の報告を出しなさい。』
管理人は心の中で言った。『主人にこの管理の仕事を取り上げられるが、さてどうしよう。土を掘るには力がないし、こじきをするのは恥ずかしいし。ああ、わかった。こうしよう。こうしておけば、いつ管理の仕事をやめさせられても、人がその家に私を迎えてくれるだろう。』そこで彼は、主人の債務者たちをひとりひとり呼んで、まず最初の者に、『私の主人に、いくら借りがありますか。』と言うと、その人は、『油百バテ。』と言った。すると彼は、『さあ、あなたの証文だ。すぐにすわって五十と書きなさい。』と言った。それから、別の人に、『さて、あなたは、いくら借りがありますか。』と言うと、『小麦百コル。』と言った。彼は、『さあ、あなたの証文だ。八十と書きなさい。』と言った。この世の子らは、自分たちの世のことについては、光の子らよりも抜けめがないものなので、主人は、不正な管理人がこうも抜けめなくやったのをほめた。
そこで、わたしはあなたがたに言いますが、不正の富で、自分のために友をつくりなさい。そうしておけば、富がなくなったとき、彼らはあなたがたを、永遠の住まいに迎えるのです。 |
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大切なポイントは、『友』をつくるために抜け目なく(分別)ことを行うところです。管理人の職を続けるための策略ではなく、さばきを受けた後のことを考えたのです。
『あわれみ深いものは幸いです。あわれみをうけるからです。』(マタイ5:7) |
3.神の前における正しい良心を備えた罪人の分別
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使徒9:36〜41
ヨッパにタビタ(ギリシヤ語に訳せば、ドルカス)という女の弟子がいた。この女は、多くの良いわざと施しをしていた。ところが、そのころ彼女は病気になって死に、人々はその遺体を洗って、屋上の間に置いた。ルダはヨッパに近かったので、弟子たちは、ペテロがそこにいると聞いて、人をふたり彼のところへ送って、「すぐに来てください。」と頼んだ。そこでペテロは立って、いっしょに出かけた。ペテロが到着すると、彼らは屋上の間に案内した。やもめたちはみな泣きながら、彼のそばに来て、ドルカスがいっしょにいたころ作ってくれた下着や上着の数々を見せるのであった。ペテロはみなの者を外に出し、ひざまずいて祈った。そしてその遺体のほうを向いて、「タビタ。起きなさい。」と言った。すると彼女は目をあけ、ペテロを見て起き上がった。そこで、ペテロは手を貸して彼女を立たせた。そして聖徒たちとやもめたちとを呼んで、生きている彼女を見せた。 |
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ドルカスは完全な女性ではありませんでした。性格はしるされていませんが、良いわざと施しをしていたことが証しされています。悔い改めて(分別を働かせて)、神とともに歩む人生を選んだ結果なのです。
私たちも分別を持って互いに愛し合いましょう。 |