■2024年11月24日 日曜礼拝メッセージより(辻 和希伝道師)

恐れず、いつも正しく

 

主題聖句(マタイ1:19~20)
夫のヨセフは正しい人で、マリアをさらし者にしたくなかったので、ひそかに離縁しようと思った。
彼がこのことを思い巡らしていたところ、見よ、主の使いが夢に現れて言った。「ダビデの子ヨセフよ、恐れずにマリアをあなたの妻として迎えなさい。その胎に宿っている子は聖霊によるのです。

 12月からアドベントが始まります。イエス様の誕生と成長のための育て親という重要な役割を与えられたヨセフに焦点を当てたいと思います。
 
 実は、ヨセフの記事は少なく、ヨセフ自身の発言も聖書に記されていなのですが、その行動からヨセフの人柄と信仰を見ることができます。
 彼は、「正しく誠実な人」であり、「神の導きに従順」な人で、育ての父としてその使命を全うした人でした。
(マタイ2:14)
「そこでヨセフは立って、夜のうちに幼子とその母を連れてエジプトに逃れ、ヘロデが死ぬまでそこにいた。」
 3人の博士から、ユダヤ人の王として生まれたイエス様の存在を聞いたヘロデは、イエス様を殺そうとしたので、天使がヨセフに夢の中で「エジプトに逃げなさい」と告げました。
 ヨセフは立って、夜のうちに行動しました。神様の導きは思いがけないときに働かれます。
 私たちは、その時のヨセフのように従順に行動することができるでしょうか。家も仕事も生活も置くことに、恐れは働いたはずですが、ヨセフは自分の感情によって善し悪しをはからず、物事の背景にある主の御心に心を向けたのです。
そのようなヨセフの正しい行動と強い信仰に励まされながら、イエス様の誕生を感謝してお祝いしていきましょう。