テトス3:5
神は、私たちが行なった義のわざによってではなく、ご自分のあわれみのゆえに、聖霊による、新生と更新との洗いをもって私たちを救ってくださいました。
聖霊による洗いである、『新生』と『更新』との洗いを考える。
1.『新生』
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A)ギリシャ語からの意味
「新鮮な」「新しい」「まだ使っていない」「これまでになかった」という意味を持つ言葉から派生したもの。
B)解釈
これまでになかった、真新しい、新鮮な私
C)使用されている箇所
マタイ19:28、テトス3:5
(第2コリント5:17、ガラテヤ6:15)
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2.『更新』
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A) ギリシャ語からの意味
「元へ」「元の通り」「原位置へ」という意味を持つ言葉から派生したもの。
B)解釈
的外れの状態のものを元に戻す、元に復元する、元の通り再生する、原位置へ復活する。
C)使用されている箇所
ローマ12:2、テトス3:5
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3.『洗い』
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A)ギリシャ語からの意味
「全身を洗う」「沐浴する」「自分のからだを洗う」という意味を持つ言葉から派生したもの。
B)解釈
お風呂に入って全身を洗うことから、バプテスマを象徴する言葉とされている。
C)使用されている箇所
エペソ5:26、テトス3:5
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4.『まとめ』
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A)聖霊のバプテスマとは?
聖霊によるきよめの「洗い」の働きのことで、新生と更新というきよめをしてくださる。
B)バプテスマの結果としての新生と更新
新生と更新はバプテスマを受けた結果として、内面的、外面的に変化が見られる。
神のかたちに造られた本来の自分、元の通りの姿へと聖霊がきよめ続けてくださる。
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聖霊を受ける(使徒1:8)
しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。」
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『臨まれる』とは、聖霊の影響を受けることである。
すなわち、聖霊のバプテスマというきよめの洗いを受け、聖なるものとされることである。
そうなれば、「力」を受けて、キリストの証人として全世界に出て行くことができるというのである。
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