ローマ5:1
ですから、信仰によって義と認められた私たちは、私たちの主イエス・キリストによって、神との平和を持っています。
『平和・平安』 ⇒ ヘブル語 shalom の意味
元来この語は、何かが欠如したり損なわれたりしていない充足状態(完璧=「1」を意味する)をさし、そこから更に、無事、安否、平安、健康、繁栄、安心、親和、和解、など、人間の生のあらゆる領域に渡って真に望ましい状態を意味する語である。
1.キリストがもたらす和解
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ヨハネ14:27
わたしは、あなたがたに平安を残します。わたしは、あなたがたにわたしの平安を与えます。わたしがあなたがたに与えるのは、世が与えるのとは違います。あなたがたは心を騒がしてはなりません。恐れてはなりません。 |
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【内容観察】
キリストの平安が与えられる。それは、世が与えるのとは違う。
イエス様が去って行くにあたって、平安をなくしてはいけない。
【敬聴と適用】
キリストの平安⇒父との関係における平安。どのようにして与えてくださっているのか。
父なる神様との和解と世が与える平安との違いは何か。
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2.見いだされる安心
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ルカ15:4〜7
「あなたがたのうちに羊を百匹持っている人がいて、そのうちの一匹をなくしたら、その人は九十九匹を野原に残して、いなくなった一匹を見つけるまで捜し歩かないでしょうか。見つけたら、大喜びでその羊をかついで、帰って来て、友だちや近所の人たちを呼び集め、『いなくなった羊を見つけましたから、いっしょに喜んでください。』と言うでしょう。
あなたがたに言いますが、それと同じように、ひとりの罪人が悔い改めるなら、悔い改める必要のない九十九人の正しい人にまさる喜びが天にあるのです。 |
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【内容観察】
百匹のうちの一匹であっても、羊飼いにとっては大事な羊である。罪人であっても同じように大事な存在。その罪人が悔い改めて、父なる神様のもとに帰ってくることの喜びと安心はいかに大きなものであるか。
【敬聴と適用】
救われている私たちは、安心の中にいる。
しかし、羊飼いであられる神様は、いなくなった羊のために未だ安心できないでおられる。
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3.永遠の未来への平安
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ルカ15:8〜10
また、女の人が銀貨を十枚持っていて、もしその一枚をなくしたら、あかりをつけ、家を掃いて、見つけるまで念入りに捜さないでしょうか。見つけたら、友だちや近所の女たちを呼び集めて、『なくした銀貨を見つけましたから、いっしょに喜んでください。』と言うでしょう。
あなたがたに言いますが、それと同じように、ひとりの罪人が悔い改めるなら、神の御使いたちに喜びがわき起こるのです。」 |
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【内容観察】
銀貨は贖いの代価、宮の納入金。10枚は、一家五人の贖い金。
なくした一枚の銀貨が見つかった時の喜びは、家族そろって神の国に行くことができる平安に満ちたものである。
【敬聴と適用】
今の私たちには、贖い金はイエス様である。天国での一家団欒を、父なる神様は願っておられる。一家につき、一匹の小羊をほふることを忘れてはならない。
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