2010  devotion

心悦誠服 しんえつせいふく

(心から喜んで、相手の誠意に服すること)
「心悦」=心の底から相手の行為や言葉に喜ぶこと。
「誠服」=心から慕うこと。

 

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マタイ6:30
きょうあっても、あすは炉に投げ込まれる野の草さえ、神はこれほどに装ってくださるのだから、ましてあなたがたに、よくしてくださらないわけがありましょうか。信仰の薄い人たち。

【今週のポイント】

神様の誠意を正しい良心をもって信じる。

1.人の心はふたりの主人に仕えられない

マタイ6:24
だれも、ふたりの主人に仕えることはできません。一方を憎んで他方を愛したり、一方を重んじて他方を軽んじたりするからです。あなたがたは、神にも仕え、また富にも仕えるということはできません。

主人=最高の信頼を持って仕えるべき存在者
「富」=マモン(アラム語)=強欲の神。悪・腐敗の根源としての富
主人はふたり存在しない。もし、ふたりの主人がいるなら、それは敵対関係としての主人である。
人の心は、ふたりの主人を持つことはできないことに気付く。

2.本末転倒な心配

マタイ6:25
だから、わたしはあなたがたに言います。自分のいのちのことで、何を食べようか、何を飲もうかと心配したり、また、からだのことで、何を着ようかと心配したりしてはいけません。いのちは食べ物よりたいせつなもの、からだは着物よりたいせつなものではありませんか。

人の心はいつの間にか、いのちよりも食べ物、からだよりも着物のほうに重きを置いてしまいがちである。

【考えてみましょう】
根本的な事柄とささいな事柄とを取り違えていることが、他にないかを吟味してみましょう。

3.神様のまごころ

マタイ6:31〜32
そういうわけだから、何を食べるか、何を飲むか、何を着るか、などと言って心配するのはやめなさい。こういうものはみな、異邦人が切に求めているものなのです。しかし、あなたがたの天の父は、それがみなあなたがたに必要であることを知っておられます。

私たちの必要を知って、地球環境を整えてくださっている。
しかし、アダムとエバが「欲」に従ってから、人々は富に仕えるようになり、貧困と差別、戦争と虐待、破壊と無秩序によって神様のまごころを無駄にしている。

4.心を配る根本的事柄

マタイ6:33
だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。

神の国とその義を第一に求めるとは?

夫婦が神の国とその義を第一に求める
 ⇒ エペソ5:22〜28
妻たちよ。あなたがたは、主に従うように、自分の夫に従いなさい。なぜなら、キリストは教会のかしらであって、ご自身がそのからだの救い主であられるように、夫は妻のかしらであるからです。教会がキリストに従うように、妻も、すべてのことにおいて、夫に従うべきです。夫たちよ。キリストが教会を愛し、教会のためにご自身をささげられたように、あなたがたも、自分の妻を愛しなさい。キリストがそうされたのは、みことばにより、水の洗いをもって、教会をきよめて聖なるものとするためであり、ご自身で、しみや、しわや、そのようなものの何一つない、聖く傷のないものとなった栄光の教会を、ご自分の前に立たせるためです。そのように、夫も自分の妻を自分のからだのように愛さなければなりません。自分の妻を愛する者は自分を愛しているのです。

家族が神の国とその義を第一に求める
 ⇒ エペソ6:1〜4
子どもたちよ。主にあって両親に従いなさい。これは正しいことだからです。「あなたの父と母を敬え。」これは第一の戒めであり、約束を伴ったものです。すなわち、「そうしたら、あなたはしあわせになり、地上で長生きする。」という約束です。父たちよ。あなたがたも、子どもをおこらせてはいけません。かえって、主の教育と訓戒によって育てなさい。

互いに神の国とその義を第一に求める
 ⇒ ローマ12:10
兄弟愛をもって心から互いに愛し合い、尊敬をもって互いに人を自分よりまさっていると思いなさい。

個人として神の国とその義を第一に求める
 ⇒ ローマ12:17〜18
だれに対してでも、悪に悪を報いることをせず、すべての人が良いと思うことを図りなさい。あなたがたは、自分に関する限り、すべての人と平和を保ちなさい。

【考えてみましょう】
神の国とその義を第一に求めると、どうして、必要なものはすべて与えられるのでしょう。

★信じましょう

第1ヨハネ4:9〜11
神はそのひとり子を世に遣わし、その方によって私たちに、いのちを得させてくださいました。ここに、神の愛が私たちに示されたのです。私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し、私たちの罪のために、なだめの供え物としての御子を遣わされました。ここに愛があるのです。愛する者たち。神がこれほどまでに私たちを愛してくださったのなら、私たちもまた互いに愛し合うべきです。

神のことばが私たちに伝えられたことと贖いのみわざが成就したこととによって、「心悦誠服」することに心を向けましょう。

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